書籍化
少女と猫とお人好しダークエルフの魔石工房
魔石技士であり、魔石売りでもある少女エル。
物心ついた時から、父親しかいなかった。
家を開けがちな父親に代わり、隠居していた賢者から生きる術を習う。
エルは村人からは忌み嫌われる、作った魔石も「クズ魔石」と罵られて誰も買ってくれない。
そんな状況の中、少女の身に降りかかった厄災をきっかけに、ある行動を起こす。
一年前に「王都に出かける」と言って出かけた父を、捜しに行くために森から抜け出した。
王都でも、エルの魔石は買い取ってもらえない。そんな中で、お人好しなダークエルフの美女に出会う。
「──なんだ、この強力な魔石は!?」
いろいろあって共同生活を送ることになった、魔石売りの乙女とダークエルフの美女、それから猫妖精の工房暮らしほのぼの(?)ファンタジー。